【連載記事 フォートナイト編】新しいゲームのビジネスモデル#03 ~新興メディアを利用した集客~

フォートナイト編 フォートナイト

フリーミアムモデルを成功させるためには多くのユーザーを集めなければなりません。では、フォートナイトはどのように集客を行って成功したのでしょうか?今回はフォートナイトの「集客」がテーマです。

知名度を上げて多くのプレイヤーを確保しろ

前回も説明したように、フリーミアムモデルを成功させるためには、まずは多くのユーザーを確保しなければなりません。では、フォートナイトはどのようにしてプレイヤーを確保していったのでしょうか?

岡崎:「オーソドックスな方法だと、CMをガンガン打つって方法があるけど、フォートナイトのCMなんてあまり見た記憶が無いぞ」

内山:「CM自体はやっていましたけど、CMが放送されたころにはもう人気が出てましたからね」

動画配信を利用した集客

確かに今までのゲームのようにTVCMを使った集客はあまりやっていない印象ですね。では、どのような方法で集客を行ったのかというと、フォートナイトはYouTubeやTwichといった動画配信サービスを上手に使って知名度と人気を上げて多くのプレイヤーを集めました。

岡崎:「動画配信使うってどうやって?」

具体的には「ゲーム実況」というジャンルの動画配信を上手く使いました。

岡崎:「ゲーム実況って何?」

内山:「ゲームをプレイしている様子を配信するジャンルですね」

岡崎:「そんなのあるの?だけど、人がゲームをやってる様子を見ることなんてそんなに需要あるのか?」

内山:「スポーツの実況みたいな感じで、ゲーム実況というのは動画配信の世界では一大ジャンルを築いています」

岡崎:「そうなのか…。おじさんにはよく分からない世界になってきたな…」

動画配信で人気が拡散するまでの流れ

では、動画配信を使ってフォートナイトの知名度と人気がどのように上がっていったのかを説明します。

まずゲーム実況の世界で一部の配信者たちがリリース直後からプレイしている様子を配信し始めました。この人たちを1次配信者とします。

1次配信者の人たちが動画配信をすると、そのフォロワーの中から実際のプレイの様子を見て『面白そうだな。自分もやってみよう』と思う人が現れてきます。その中には今まで別のゲームの実況をしていた人たちもいて、その人たちも人気にあやかろうと、自分たちもフォートナイトの配信を始めるようになります。1次配信者の影響を受けて2次配信者が生まれるわけですね。

2次配信者にもフォロワーがついているので、今度はそのフォロワーたちが2次配信者の影響を受けてゲームを始めます。そうやって人気が拡散していくと、そのうち「みんなやっている!」という状態になって人気が爆発します。

こうなると強いですよ。学校とか仲間内で「フォートナイトって知ってる?」「え?知らないの??めっちゃ人気でみんなやってるよ!だから、お前もやろうよ!!」という状態になって、今までゲームをあまりやらなかった層の人たちも巻き込み始めますからね。

岡崎:「なるほど。そういう流れを生み出してプレイヤーを確保したわけか」

まあ、あくまで推測ではありますけどね。ただ、フォートナイトは動画配信という新しいメディアを上手く使ったと思いますよ。拡散効果もありますし、何より実際のプレイの様子を具体的に伝えることが出来ますからね。

無料だから拡散出来た

内山:「だけど、そうやって考えるとフォートナイトが無料であることの効果って大きいですよね」

そうですね。無料であれば「面白そうだから、ちょっと試しにやってみよう」といった感じで手軽に始められますからね。そうやって、手軽に始められるゲームだったからこそ、人気が拡散して多くのプレイヤーを集めることが出来たんだと思います。

岡崎:「上手いこと考えたな」

しかし、プレイヤーを集めてもそのプレイヤーが課金してくれるように育てなければ収益は得られません。次回は次の段階であるプレイヤーの「育成」がテーマです。