【連載記事 ロジカルシンキング編】 グルーピング ~頭の中を整理しよう~

グルーピングで問題をまとめる ロジカルシンキング編

今回のテーマは論点を整理するために必要な『グルーピング』についての話です。

グルーピングって何ですか?

では、まず『グルーピング』とは具体的に何をするかについて話をします。下の例を見て下さい。

ある会社で営業会議が行われました。議題は「売上が減少しているのはなぜか?」です。会議の中で、「売上が減少している原因はこれだと思う」という意見をメンバーから出してもらいました。すると、こんな意見が出ました。

<売上が減少している原因は…>
①競合会社よりうちの商品が高い
②広告のインパクトが弱い(心に残らない)
③新商品がここ数ヵ月出ていない
④営業部門の人員が足りず、十分な営業活動が出来ない
⑤広告を打つ回数が減っている
⑥ウチの会社は生産コストが高い
⑦他の会社と同じような商品ばかり出している
⑧営業のセールストークが下手
⑨商品のキャッチコピーが弱い

このようにいくつか意見が出たとしましょう。これを…

<広告面の原因>
②広告のインパクトが弱い(心に残らない)
⑤広告を打つ回数が減っている
⑧商品のキャッチコピーが弱い

<商品面の原因>
③新商品がここ数ヵ月出ていない
⑦他の会社と同じような商品ばかり出している

<価格面の原因>
①競合会社よりうちの商品が高い
⑥ウチの会社は生産コストが高い

<人の面の原因>
④営業部門の人員が足りず、十分な営業活動が出来ない
⑧営業のセールストークが下手

というように、より大きな分類で括って整理していく作業が『グルーピング』です。

岡崎:「何かしらの共通点を見つけて整理していくってことだな」

グルーピングの目的

このグルーピングという作業は何のためにやるのか?その説明をしていきます。

1)論点を整理する

グルーピングを行うと論点が整理され、問題の原因追及が行い易くなります。
例えば、上の例で言うと、グルーピング前は1度に9個の原因が出てくるので、頭の中がごちゃごちゃになります。でも、グルーピングを行っておくと、とりあえず大きく分けて4つの原因に分かれるので、論点が絞り込まれてきます。

2)考える優先順位を付ける

1)に関係してきますが、グルーピングを行っておくと優先順位が付けやすいです。例えば、「まずは「広告面の問題」を考えてその次に「価格面」考えて、「人の面」は最後でもいいな」というような感じで優先順位を付けて物事が考えられます。

3)ダブリを無くす

グルーピングをして整理を行うと、「これと、これは同じことだね」というダブリに気が付くことがあります。上の例で行けば、<広告面>の「②広告のインパクトが弱い(心に残らない)」と「商品のキャッチコピーが弱い」がほぼ同じようなことを言っています。ダブリがなくなれば、同じような問題を何度も考える必要が無くなります。

内山:「なるほど~。グルーピングが上手く出来れば効率良く物事を考えられるようになりそうですね」

岡崎:「あと、会議をやるときに問題のグルーピングが上手く出来ていると議論がとっ散らからずに会議がスムーズに進むな」

グルーピングのやり方

最後にグルーピングのやり方についての話をします。

STEP1 とりあえず思いついたことを書く

まずこれやって下さい。頭の中だけで考えるとそのうちわけが分からなくなるので、どんな簡単なことでも紙やホワイトボードに書き出しましょう。ポストイットとかを使うのもお勧めです。後でグループごとに分ける作業が楽になります。

STEP2 グループごとに分けてみる

項目の書き出しが終わったらグループ分けです。最初はあまり難しく考えなくて良いので、「なんとなく、これとこれは同じグループな気がする」とか「同じキーワードが書いてあるから」とかそんな感じで分けてみて下さい。

STEP3 同じことが書いてあれば統一する

多分グループ分けを始めると「これと、これは同じことじゃない?」という項目が出てきます。そういう場合は一本化してしまいましょう。

STEP4 グルーピングの切り口をあれこれ変えてみる

STEP3まで出来れば頭の中は整理されてくるので、ここで止めてもOKですが、「折角なんで、もう少しちゃんとやってみよう」という場合は、このステップに進んで下さい。切り口を変えると違う考えが色々出てきたりします。

岡崎:「グルーピングも普段のトレーニングが重要なので、常に意識してやるようにしてみて下さい」

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けいなび