【連載記事 組織編】組織って何だ?#01 ~組織と集団の違い~

組織と集団の違い 組織編

組織編の第1回目のテーマは『組織と集団の違い』です。組織を作っていく上で組織と集団の違いを知っておくことは重要なことなので、是非ご一読下さい。

組織と集団の違い

組織と集団ですが、一見同じように見えます。「人が集まっている状態」という面では同じですからね。ただ、この2つには大きな違いがあります。では、何が違うのかというと…。

まず、集団というのは『人の集まり』です。何となく人が集まっている状態であればそれは集団です。この集団が…

①構成メンバーが『共通の目的を持つ』
②構成メンバーの間に『役割(責任)が存在する』
③目的を達成するための『行動が統制されている』

これら3つの要素を持つことで、集団は組織に進化します。

例をあげて説明すると…

おじさんたちの草野球チームAとチームBがあったとします。年齢層等々は両チームとも同じです。

チームAはおじさんたちがなんとなく「野球好きが集まって楽しくやろう」ということで週末に集まって練習して、たまに他チームと試合をして、飲み会をして…。このような感じです。この場合、チームAは集団です。

岡崎:「明確な目的も、役割も無いしメンバーの行動を統制するわけでもないから集団ってことだな」

一方、チームBも活動自体は一見同じような感じですが、「地区で一番強いチームになる」という目的をメンバー全員が持っています。また、メンバーの中で監督をやる人、マネージャーをやる人会計をやる人などが決まっており、それぞれが役割をこなします。そして、このチームは毎週末決まった日時に練習があり、毎月試合が計画されています。練習の後にはチームミーティングもあります。この場合、チームBは組織です。

内山:「目的があって役割も決まっているし、ルールに基づいて活動しているから組織ってことですね」

学生の時のイベントで強いクラスと弱いクラスがあったのはなぜか?

皆さんが学生のとき(中学とか高校のとき)体育祭とか合唱大会とかクラス対抗のイベントがありましたよね?あのとき、やたら強いクラスと弱いクラスがあったのはなぜでしょう?

強いクラスには「運動神経がいい奴が集まっていたから」ですか?
弱いクラスには「音痴しかいなかったから」ですか?

内山:「うーん。何でだろう?強いクラスにも運動神経悪い奴はいたし、弱いクラスにも歌が上手いやつはいたけどなぁ」

岡崎:「学生のころは個人の能力の差だと思ってたけど、違いはそこじゃないな」

そうですね。岡崎さんが言うように個人の能力差ではありません。そもそも普通の学校で個人の能力の差なんて大してありません。それに、クラス編成のときに「運動神経いい奴を集める」とか「歌が上手い奴を集める」とかそんな偏った編成はしません。

では、何が違ったのか?思い出してみると、強いクラスには「皆で優勝しよう」という雰囲気があったり、リーダー格の奴がしっかりしていたり、毎日練習したりしてませんでしたか?

内山:「確かにそうだ」

つまり、強いクラスは組織になっていたのに対して、弱いクラスは集団のままだった。この違いが強いクラスと弱いクラスの違いです。今回は例として学校のクラスをあげましたが、これは学校でも、会社でも、地域社会でも国でも同じことです。

組織が出来るまでのプロセス

では、人はなぜ組織を作ろうとするのか?それは…

『1人ではやれないことをやるためです』

人間1人の力ではやりたくてもやれないことがたくさんあります。だから我々は仲間を集めて組織の力でやりたいことを実現していくのです。

実際に組織が出来ていくプロセスをざっくりと書くと下のようなイメージです。

STEP1「やりたいことを思いつく、とりあえず自分で頑張ってみる」

STEP2「一人で出来ることの壁に突き当たる」

STEP3「とりあえず、仲間を集めて頑張る」

STEP4「頑張ってはみたが、頭数を集めただけではダメだと気が付く」

STEP5「徐々に組織化していく」

このようなプロセスで組織は出来ていきます。さて、皆さんや皆さんの会社はどの段階でしょうか?

岡崎:「組織と集団の違いを理解してもらったところで、次回は組織の条件1『目的を共有する』について説明していきます」

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