今回は前回の都道府県編に引き続き、市区町村レベルでの日本の人口増減についての記事です。
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【動画】日本の人口増減がどうなっているのか地図にして調べてみました。～市区町村編～
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市区町村別人口増減マップ
動画内で使用しているマップのデータです。都道府県編と同じように「人口増加数」「人口増加率」「人口減少数」「人口減少率」の4種類あります。
市区町村別人口増加数・増加率マップ
市区町村別人口減少数・減少率マップ
地方別の人口増減
北海道
では、細かく各地方別に見ていきましょう。まずは北海道からです。
北海道で人口が増加している市区町村
地図を見ると人口が増加しているのはほとんど札幌市とその周辺です。増加数で見るとあまり目立ちませんが、増加率で見てみると札幌市以外にも色が濃くなっている地域があると思います。ここが北海道で一番人口増加率が高い占冠村です。もう一つ札幌の左側に色が濃い地域がもう一つありますが、ここは人口増加率が3番目に高い「赤井川村」です。
ただ、この2つの地域は増加率は高いですが、増加数を見ると2桁台でそこまで多いわけではありません。比率で見ている都合上人口が少ない市区町村はこういうことが度々ありますので注意しておいて下さい。
北海道の人口増加数ランキング
北海道の人口増加率ランキング
北海道で人口が減少している市区町村
続いて北海道で人口が減少した地域です。まずは人口減少数です。ひとつ青が濃い地域がありますが、ここは函館市です。函館市は5年間で1万5千人近く人口が減っています。他にも小樽や旭川など全国的に有名な市の人口も減少しています。
では、北海道の各市区町村の人口減少率はどうなっているか見てみましょう。人口減少率はどうなっているか見てみましょう。真ん中にある月形町・上砂川町（かみすながわちょう）・夕張市の人口減少率が高くなっています。北海道は旭川より北の道北が青が多い感じです。
北海道の人口減少数ランキング
北海道の人口減少率ランキング
東北地方
東北地方で人口が増加している市区町村
次は東北地方です。仙台市周辺は人口が増えてますが、後はほぼ減少傾向です。増加率も同じような傾向です。
東北地方の人口増加数ランキング
東北地方の人口増加率ランキング
東北地方で人口が減少している市区町村
東北地方の人口減少数で目立つのは福島県いわき市で、5年間で約1万7千人人口が減少しています。他にも青森市や福島市の人口減少数も多いです。
人口減少率では青森県の風間浦村・佐井村・今別町（今別町）の減少率が大きいです。気になるのは人口減少の要因ですが、東北地方に限らず全国の村や町の人口減少の要因は災害などの特殊な例を除いて主に高齢化なんじゃないかと考えています。
ちなみに、今回のデータでは福島県内の原発の避難対象区域になっていた12の自治体については除外してあります。
東北地方の人口減少数ランキング
東北地方の人口減少率ランキング
(Toyama Suguru)
中小企業診断士事務所 マスタープランズ・コンサルティング代表
中小企業診断士。経営コンサルタントとして中小企業の経営コンサルティングを行っています。また、企業や商工会議所などでセミナー・講演会活動も行っています。著書：「小さな会社はまず何をすればいいの？～新米社長岡崎の１０の物語～」
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