【連載記事 サウスウエスト航空 2nd.Season】サウスウエスト航空の組織と文化#04 ~チームで働くために相手の仕事を知る~

サウスウエスト航空の組織の事例研究 サウスウエスト航空

これまで卓越したチームプレーで多くの結果を残してきたサウスウエスト航空ですが、チームプレーを行うためには何が必要なのでしょうか?今回はサウスウエスト航空の事例からチームプレーを行うために必要なあることについて学んでいきたいと思います。

チームプレーを行うためには仲間の仕事を知ることが大切

さて、いきなりクイズです。サウスウエスト航空ではチームプレーを行うためにあることが行われています。それはなんでしょうか?

内山:「リーダーシップを発揮するための特別な研修」

岡崎:「コミュニケーションを取れるように何か特別なことをしているんだろ」

岡崎さんの答えが正解に近いですね。サウスウエスト航空では仲間の仕事を知るという活動が積極的に行われているようです。

岡崎:「なるほど。まずは、相手がどんな仕事をしているのか知らなかったら話が始まらないからな」

内山:「でも、具体的にはどんなことをしているんですか?」

パイロットが地上業務を行う

それではここからはサウスウエスト航空で実際に行われた事例をひとつ紹介します。サウスウエスト航空では昔、パイロットが地上スタッフの仕事をしたことがあるそうです。それも、ちょこっと手伝うという感じではなく、実際に地上スタッフの制服を着て荷物の積み下ろしや、燃料補給、トイレ掃除ということまでやったそうです。

内山:「結構ガチでやっていますね」

これぐらいしっかりと他の人の仕事をやると、嫌でもその人の仕事内容や苦労、問題点などが分かるようになります。

岡崎:「地上スタッフはどうやってパイロットの仕事を学んだんだ?さすがに飛行機の操縦は出来ないだろ?」

そうですね。だから、地上スタッフの場合はパイロットが地上スタッフをコクピットに入れて飛行機を飛び立たせるまでの手順を実演してみせたらしいです。その結果、お互いの仕事のことをより深く知ることが出来て、パイロットと地上スタッフはお互いに気遣いや助け合いをしながら仕事をするようになったらしいです。

パイロットと地上スタッフの例以外にも、本社スタッフがCAの仕事をした事例や飛行機の誘導員が整備員の仕事を体験した事例など他にもたくさんあります。

ちなみに余談ですが、アメリカ軍の海兵隊も「相手のことを知らなければチームプレーは出来ない」という考え方を持っているようで、飛行機のパイロットや戦車の乗組員であっても歩兵として任務が遂行出来るように訓練を受けるらしいです。歩兵のことが分からなければ、それを支援するパイロットや戦車乗りとしての仕事は出来ないと考えているんでしょうね。

お互いの仕事を知り、お互いを尊重する

お互いの仕事を深く知るようになると、非常に良いことがあります。相手の仕事が分かれば、相手の仕事に敬意を抱いて、相手のことを尊重することに繋がります。

岡崎:「相手の大変さや苦労に『共感出来るようになる』って言ってもいいかもな」

そうですね。そして、相手を尊重したり共感出来るようになれば、相手に対して気遣いや手助けも出来るようになり、結果的にそれがチームプレーに繋がります。

内山:「なるほど~。相手の仕事を知るか…。うちの会社も最近チームプレーが課題になっているから、早速明日からお互いの仕事を知るための活動を始めてみようかな」

是非やってみて下さい。予想以上の成果が得られるかもしれませんよ。