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知の探索を上手に行うために必要なこと

コラム
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以前、「両利きの経営 ~知の探索・知の深化~」という記事を書きましたが、今回の記事では「知の探索を上手に行うためには何が必要か?」ということについて考えていきたいと思います。

「知の探索って何?」という方はまずはこちらの記事をお読み下さい。

両利きの経営 ~知の探索・知の深化~
最近、経営用語として「両利きの経営」という言葉が良く使われます。どこかで何となく見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか?今回の記事ではこの「両利きの経営」について理論的な背景も含めながら簡単に説明していきたいと思います。

知の探索を上手に行うためのキーワード ~多様性と遊び心~

「両利きの経営 ~知の探索・知の深化~」の記事の中で、「日本企業は知の探索が苦手」というようなことを書きましたが、なぜ苦手なのでしょうか?少しその理由について考えてみました。

組織に多様性が無い

知の探索が苦手な理由の1つとしてまず挙げられるのは「多様性が無い(少ない)」ということです。

会社というものはその規模が大きくなればなるほど、同じような価値観や考え方の人を集めがちです。会社の運営を考えると悪いことではないですし、知の深化という面では専門性が高まってメリットがあるのですが、知の探索という観点から考えると、あまり同じような人ばかり集めるのも考え物です。同じような価値観・考え方の人たちばかりでは、行動や知識が偏って新たな情報や知識を幅広く探索するということがやりづらいですからね。

ですから、知の探索を上手にやるためには組織の中にある程度価値観や考え方が違う人を入れる必要があると思います。具体的には、採用を行う際に異業種出身の方を採用するとか、新卒採用をするなどですね。異業種の方や新卒の方を採用すると、教育が大変にはなりますが、その分新たな風を組織内に持ち込んでくれるので、知の探索という面では大きなメリットがあると思います。

余談ですが、街おこしをするときの有名な言葉に「よそ者、若者、ばか者」という言葉がありますが、これもこれらの人たちが新たな価値観・考え方を持ち込んで、地域に知の探索をもたらしてくれることを期待しての言葉かと思います。


遊び心が無い

私が考える知の探索が苦手な2つ目の理由。それは、「遊び心が無い」です。「真面目過ぎる」と言ってもいいかもしれません。

良くも悪くも日本人は真面目です。これまでの慣習や常識・ルールをしっかりと守る考え方や行動をします。これはこれで素晴らしいことですが、あまり真面目過ぎるのも私はどうかと思います。なぜなら、これまでの常識や枠組みを破って知の探索をするためには、ある程度の不真面目さが必要だと思っているからです。皆さんの周りでも新しいアイデアや新しい情報を持ってくるのは、どこか遊び心があったり、不真面目なところがあるような人ではありませんか?ですから、知の探索のためにはある程度不真面目さに寛容になったり、遊び心を取り入れたりすることも大切だと思います。

知の探索を行っている会社の事例 ~3Mから学ぶ知の探索~

さて、ここまで読むと実際に知の探索を行って両利きの経営をしている会社の事例を知りたくないですか?実はけいなびでは、そのような会社に関しての事例記事を以前に投稿しています。その会社とはポストイットで有名な3Mです。

【3M編】100年成功を続け、環境変化に対応していく企業
今回の連載記事のテーマは、世界的有名企業「3M」です。スリーエムと言えば、「ポストイット」や「スコッチテープ」を開発した企業として有名です。3Mは経営学の世界でもその企業文化・組織などが注目されており、3Mに関する書籍や研究も多く出されています。今回の連載記事ではそんな3Mについてお話ししていきたいと思います。

詳細については上のリンク記事を読んで頂きたいのですが、3Mには今回書いたような多様性を尊重する社内文化や遊び心を取り入れるような制度が採用されていたりするので、今回の記事を読んで、知の探索を上手に行えるようにしたいと思われた方は3Mの事例も参考にされてみてはいかがでしょうか?